妻の実家で留守番 「ねえ、もちお。お話して。垢太郎以外の」 「したくない」 「なんで」 「昔々あるところに、深い井戸がありました・・・」 「なにそれやめろ」 「さっきからこの話しか浮かばなくて」 震え声だった。