木嶋佳苗のブログを読んでいる。関連本を買いそうになってひさびさに図書館検索した。
モテの完成系ってこういう人じゃなかろうか。
これまでわたしの中でモテの最高峰には宇野千代がいたが、違う峰に木嶋佳苗がいる。

支援者宛に送った手紙の文章が高貴な身分の方という文体で圧倒された。
匿名で手紙の書き方とかモテ本とか書いたら需要があるとおもう。
わたしが同じ立場だったら支援者を集める自信ないわ。

傍聴席のまとめとあわせて読むと熱狂的な支援者との輪の外との温度差が際立つ。
支援者が自分たちと木嶋の関係を「ガーディアンズオブギャラクシー」にたとえていたのも興味深い。
木嶋の無罪をどこまでも信じると主張する支援者はヒロインを取り囲むナイトなのだという。
そして映画のあらすじ紹介で「ヒロインは訓練された暗殺者だ」と書いている。
なぜその映画を選んだのか、考えさせられる。