id:kutabirehateko
職場での会話をさらすのことを語る

「あんた、石買わん?これ。浄化と魔除けの効果があるったい」
「わー、いっぱいありますね」
「娘がハワイからいっぱい買うて来とうとよ。いま具合が悪いけん、送って来たと」
「ああ、ウィリアム・レーネンさんを追いかけて行かれたんですよね」
「そうそう。あっちは日陽がさんさん照ってくさ、石もいいとよ」
「うわ、こんなにするんだ」
「いや、安いとよ。店で買うたらこれの何倍もするけんね」
「いやー、いくらいいものでもわたしにはちょっと贅沢品ですね。負けませんか?」
「わたしのやないけん、負けられんったい。石売りよる店はみんな成功しとるもんね。力があるとよ」
「でも今日は何も着けていらっしゃいませんね」
「いっぱい持っとうばってん、忘れたとよ。もういっぱいあるけん」
「少し手放して整理した方がいいんじゃないですか」

この方のお嬢様はお子様を連れてご主人と別居中で臥せっており、この方は仕事があまりにもないので職場に手売りをかけているという状況を知っていると、購買欲はさらに下がる。