祖父の遺品整理をする娘の横で指図だけは熱心。
「このシャツほしい」
「そんなの要らないだろ!俺がもっといいのを持ってる!」
「でも消耗品だから」
「この印鑑ほしい」
「そんなの要らないだろ!名前が違うじゃないか!」
「名前のとこ削って掘り直せるし」
「この帽子、もらっていく」
「そんなの要らないだろ!俺がもっといいのを持ってる!」
「わたしは帽子が欲しいんじゃないの。おじいちゃまが使っていらしたからいただきたいの」
えー?!って顔してた。女房子供をリニューアルしちゃうパパにはわからないでしょうね。