って、分析してみたけど、本当はもっと不思議なことなのよね。食べられるかどうかって。
わたし、小学生のころ蜜柑が大好きで、手が真っ黄色になるまで毎年食べてたんだけど、ある年母が離婚前提で実家に帰っちゃたのよね。そしたらその年は何故か蜜柑が食べられなかったの。なんだかこう、汚染されてるというか、どれも腐っているような気がして、怖かった。
わたしが料理出来ないときって、食材が怖くなるのよね。魚がいちばん怖いけど、野菜も怖い。頂き物の取れ立て感があるやつが特に怖い。ゴミなんか震えるほど怖い。近づけない。一部のお店で買ったものだけ食べられる。
人が握ったおにぎり食べられない人がいるけど、どうかしたらわたしもああなっていたかもしれない。今は食べ物が怖くなくてありがたい。何故かはわからないけど。食べ物が怖いと触れないから料理出来なくなっちゃう。触れたあと、料理の無理ゲーモードが外れていたら、作れる。体重増加への遥かなる道のり。