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くたびれ はてこのことを語る

このCD ケースはわたしの仏壇。

敬愛する宜保愛子さんが「亡くなった方はちょいちょい家にやってくるのでお花とお茶とご飯とお線香をあげると喜ぶ、特別なものは要らない、食卓の片隅でもいい、朝陽が入る場所ならなおいい」と書いていらしたので、ここをそのコーナーにした。
飾っている絵は清里にいた頃、自分で描いた雲の絵で、終局的な意味合いはない。線香は京都駅で買った香立てに立ててある。コップのふち子が立っている箱には祖母の書が入っている。
位牌も仏像もないから、誰も彼もみなここで弔う。親族、友人知人、誰かわからないけどついてきたらしい方、全部ここで、同じ湯飲みとご飯でもてなす。
祖父の四十九日が済むまで毎日お茶とお線香をと思ったけど、出来なかった。儀式じゃないからゆったり考えようと思う。
お茶をあげると泣けて仕方がない。