個人の収入を決算している妻。
「思ったより稼いでた」
「ほう!すごいね」
「『はてこはそんなに自由に使えるお金もっててずるい』ってもちおが思うんじゃないかってちょっと心配になったの」
「へえ」
「でも、もちおはきっと『はてこに好きなものを買ってやる機会が減って残念だな』って思うだろうと思ったの」
「そこまでじゃないな」
「あ、そうですか」
「うん。残念じゃないよ。俺ははてこさんが好きだからほしいものを買ってやりたいんだよ。はてこさんが貧しいからじゃないんだよ」
もちおは愛妻家じゃなかったらジゴロの才能あったと思う。