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平清盛のことを語る

パパ盛の引き際はとても美しかったです。伝えるべきことを伝えたのちは、ただ静かに去る。役目を終えた葉が落ちるようです。
清盛が白日夢の意味を知ってか知らずか海に向かって叫ぶのも、清盛らしくてよかったです。

遺言の伝え方も、盛国、兎丸経由での後継指名で、他の人に口を挟ませない鮮やかさ。身内相手であっても駆け引き(というか、摩擦を生まないやり方)が必要。清盛も学んでね。

二郎宅襲撃は二郎も知ってのことだとは思いますが、荒れた室内でサイコロ(?)を玩ぶ姿が気の毒でした。

頼長襲撃を断った清盛。ちょっと前なら「ワシはイヤじゃ!」以上に語る言葉を知らなかった清盛が「…な気がする」とは言え、周りに自分の考えを伝えられるようになってよかったです。来週以降は「…な気がする」じゃダメだからね。がんばってね。

パパ盛と対峙する為義。「覚えていない」とか「約束したっけ」とか言われても引かない姿に、地を這ってでも生きる決意をまざまざ見た思いです。最初の頃だったら、バカにされたとかなんとか卑屈になったろうに…。決意が固いほど息子との溝が深まる悲しさ。

あとは、由良が気の毒だよー!常盤とか、外でちょっと優しいこと言うだけじゃないかー。由良は待って…尽くして…うわぁぁん!