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平清盛のことを語る

・ここまでやって、ようやく信西と対等に組める位置に来たってことですね。太刀をふるうことだけが命がけの仕事ではないということだと思います。
・信西は損してると思う。世を変えるためのシナリオを自分で書いている以上、そのための犠牲の全ては自分の責任だもの。その覚悟があってこその行動だと思うのだけど、あんまり覚悟とか苦悩とか描かれてないもの。
・義朝が「ヒゲ切りと名を改めてございます」っていうところが、もう。お父さんとただ話がしたい子供の台詞ですよ…。
・義朝の投げた友切りを拾う為義の所作が丁寧で、あそこから我が子、源氏の頭領へ代々の刀を与える儀式が始まっていたんだなって思いました。
・忠正みたいに叱咤するタイプではない為義。最後は「もうよい」と言う為義。義朝はそういう父親の優しさに反発したんだろうけど。三代目の頼朝の背負うものが重過ぎて悲しいです。頼朝も母親思いで、父親も尊敬している優しい子なのに。
・堀部の台詞は嘘じゃないです。清盛はそこまで来たってことですね。
・平氏と源氏の昇進に20数年の差があって、今も尚、斬首に臨む際の装束なんかにも貧富の差が見えて。切ないです。