近所に爆弾が落ちた。窓の外に一瞬にして赤黒い炎の塊が広がった。べたべたとした粘度の感じられるいやな色だった。
すぐに王様とごまふくをケージに入れた。ごまふくは油を含んだ空気のために、毛がべたべたになっていた。母と一緒にいると、妹も駆けつけてきた。
こんな、取り返しのつかないことを!取り返しのつかないことをして!という心の底からの怒りがわきあがっていた。
第2波の前に避難したければと王様とごまふくをキャリーバッグに入れる算段をしながら、自動応戦でこちらからも攻撃がされていたら、もう本当に終わりだと思っていた。
夢今日の夢のことを語る