桂みっちー小五郎について
私は桂小五郎について何も知らなくって、なんとなく「徳川慶喜や勝海舟みたいに近代的自我(っていうの?)に目覚めた人で、幕末においては功利的、打算的な人に見える」というイメージを抱いていました。でも、みっちーの地を這ってでも逃げ回り、友人の死においおい泣く姿を見て印象が変わりました。
熱に浮かされたような人々の中で、周囲に理解されない、周囲を理解できない自分を、自分でもよくわからなかったんじゃないかなぁ。今は時期じゃないと撤退を説く姿にも、理屈ではなく「みんな死ぬの怖くないの?僕は怖いよ!」っていう気持ちが滲んでいたように感じました。
少し気に入ってしまったかも。
八重の桜のことを語る