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八重の桜のことを語る

無血開城という言葉の傲慢。流した血も、その死さえも顧みられることのない敗者。
敗者である八重さんがジョーと出会って知ったのは、死に報いるのは相手の死ではないということだったのかなぁって思います。敵味方の区別なく流された血や失われた命に報いるにはどうしたらいいのか。それを教えてもらったのかなぁ。
戊辰の時に銃を手に戦った八重は、自らが力をふるうことを是としたけど、明治の八重は新しいことにチャレンジしながらも、それは常に「後から来る誰か」のための行為だったように思いました。