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散歩お散歩部のことを語る

赤坂迎賓館一般公開

建物内部は撮影禁止でした。
各部屋で使用用途によって様式が違うのも面白かったですが、明治期の殖産興業、芸術振興、富国強兵のイメージが溢れる中で、朝日の間への入り口の両脇に飾られた小磯良平さんの「音楽」と「絵画」を描いた作品の異質さが際立っていました。昭和の改装の時に新たに描かれたものだそうですが、小磯良平さんは戦争画を描いたことをとても後悔なさっていたそうなので、これは「民主的」とか「自由」のメッセージなのかなぁと思ったり。依頼があって描いた物で、それを飾るかどうかも内閣府だかどこかで検討するのだろうから、頼んだ方も描いた方も飾ることに決めた方も何か想いがあったのではないだろうか。そもそも反対とかなかったのだろうかと、あれこれ考えが巡り、感動してしまいました。この方の展覧会、観に行きたいなぁ。

建物自体見ごたえがあり、ボランティアさんの説明もわかりやすく、首が痛くなるほど楽しく見学しました。機会があったら、お薦めです。