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今日の夢のことを語る

大きな港にコンベンションセンターとか観光バスのターミナルや公園などのある、熱海と横浜を混ぜたような街にいる。家族と一緒にスパに行くのだが、私はこざるを連れているので入れない。家族と別れて散歩をしていると、以前家族がお世話になったお医者さんが病院勤務用の青い上着を着た数人のスタッフさんたちと歩いていた。挨拶しようか立ち去るか迷っていたら見つかってしまい、話しかけられる。
しばらく世間話をした後で、お医者さんに「今振り返ってみて、あの時の治療についてどう思うか」尋ねられた。
すぐに頭に浮かんだのは、迷って別の手術を選んだ時のことだが、すぐには言葉が出てこない。さらに考えると、どの時何を選ぼうとしたとしてもその時々にいろいろな制約があって、結局は同じような道を選んだんじゃないかという、いつもと同じ結論になった。仮に違う道を選べば、違うものを得て、違うものを失っただろうし、得るものは想定できても、何を失うことになっていたかは想像がつかない。
納得がいったと思ったときに、一つだけ最初の最初のところで後悔していることが思い出された。そのお医者さんには何の責任もないことだけど。それを言おうと思ったけれど、お医者さんの顔を見ているとやはり言えなくて、そうこうするうちにお医者さん一行は病院へ戻る時間になった。見送っていると、一人「言わなくていいの?」という顔をしてこちらを見ているスタッフさんがいた。