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連続はてな小説のことを語る

三郎がシャワーを済ませる頃には、撤収作業は全て終わっていた。先ほどまで辺りに立ちこめていた練乳と苺の甘い香りは消え去り、地下闘技場にはカビ臭いコンクリートと湿った土の匂いが戻っていた。