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連続はてな小説のことを語る

スイーツ横丁の先は古びた商店街だった
シルバーカーを押すお年寄りの横を学校帰りの小学生が走り抜け、練り物専門店の前では奥様方が立ち話に興じている
電器屋の店先には、ペーパードレスをまとったキューピーや、二匹寄り添う陶器の猫が並び、奥では2台のテレビが同じ夕方のニュースバラエティを流している
間口一間のたこ焼き屋では、制服にソースをつけた学生バイトが汗を拭っていた