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連続はてな小説のことを語る

イカ大王は夢を見ていた
すべらかな猫足バスに、うっとりと身を沈める
煙るような泡の向こうには、浴槽の縁に腰掛けるイカ女王の姿が見える
イカ女王は両手で湯をすくうと、イカ大王の外套に回しかけていた
(ああ、いけない、いけない。そんなに慌てると旨味成分が流れ出てしまうよ…。)

「え?この、でっかい冷凍イカ、お好み焼きにいれるの?生解凍で刺身じゃなくて?」