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連続はてな小説のことを語る

庭に目をやると、割り箸を十字に結んだ真新しい墓標が小さな土山に刺さっている
あの越前蟹の墓だ
あの日、三郎は最後の一台のスタイリーを奪うように買い、越前蟹の亡がらをおまけとしてもらってきたのだった
「それなのに、何故、また蟹が?」