「ミス・シェパードをお手本に」
・実話ベースに虚構内虚構の仕掛けがしてあって、小粋なのねぇ、英国ねぇとか…
・英国市民階級の市民意識(罪悪感)から福祉の充実へと上手く手渡しされるかんじが、介護って必ずしも家族やら村的な密度の高い古い人間関係を必要とするわけではないと思ったり
・さらりと福祉のプロの仕事が描写されていて、安心したり。でも、シェパードが落ち込んだ隙間っていうのは、社会制度じゃなくて、一時代前の「仕事の才能/芸術の才能」より上位に在るべき「信仰」の問題だったことに、思想の恐ろしさを感じたりしました
(「赤い靴」では、それが「家庭観」とか「女性観」だったと思うんだけど)
マギー・スミス、すっごくよかった!
あと、あの田中眞紀子似の人!