今日の句会
海朧船は汽笛を曳きながら
これは
海朧船は汽笛を曳いてゆく
だったのですが、動詞を整理して、曳きながらと添削をしていただきました
“ながら”とか“つつ”は、動詞を減らしたい時に上手く使えますよということです
春炬燵まくれば猫の尻近し
これは先生の選で入選しました
「尻近し」は写生だけれど、おもしろおかしさもあっていいですねって
品がないってならないか心配だったのと、内容のわりに漢字が多くてどうかなぁって思っていたので、ほっとしました
寡婦九年もの憂い夜の桜餅
これは先生の選で特撰をいただきました
上五の力強さがよいとのこと
出そうか悩んだ句だったので、すごく驚きました
今日の添削は「ちょっとマニアックな直し」とか、「季語が屋外、描写が屋内、なのを直す」とか、「季語になっちゃう言葉を巧みに描写に盛り込む」とか、盛りだくさんでした
あと、評のところどころで「俳壇に持っていくと叩かれる可能性がある」とか「俳壇に持っていくと評価される可能性がある」とか「なんらかの大会に応募すると評価される可能性がある」とか、句の評価には様々な見方や立場があるっていうのを面白く話してくださって興味深かったです