ありがとうございます
字面を変えるだけでも違う、というのは、なるほど!ですねぇ
季語に「夜食」と「夜食とる」「夜食喰う」があるということは、夜食そのもの(食べる行為を含まないで)を詠むことも、夜食を食べている様を詠むこともできるのかなぁって思ったのです
夜なべ仕事の傍らにある夜食を詠むこともできるし、みんなで鍋を囲んだり、おにぎりを食べたりする姿を詠んでもいいしっていう
本意にある夜なべ仕事の最中っていうことを考えると、「とる」より「喰う」がいいと思い、ただ、それが現代の食べ方として合うかなぁって思うと、なかなか喰うがふさわしい食事風景ってないかなぁとも思い、「食ぶ」にしたんです
詰め所より漏るる灯りや夜食食ぶ
は、“かな”を使うとすると
詰め所より漏るる灯りに夜食かな
詰め所より漏るる灯りの夜食かな
になって、ちょっと状況が甘くなるかなぁーと思って、“や”で切ることにして、「喰う」だと、そんなにガツガツな?だし、「とる」だと状況と比べて上品になっちゃうかなぁとも思って
あと、「灯りの漏れる詰め所の中で夜食を食べる人がいる」ということではなくて
「詰め所から漏れる灯りの近くで(私は)夜食をとっている」っていうことにしたかったので
“や”がいいかなぁとも思い、こうなった次第です