母の登場する夢をあれこれ見ていた気がする。でも、あんまり憶えていなくて、思い出せる夢は二つ。

・母が病院で亡くなったことを思い出す。しかも、2日も経っているのに病院へ遺体を引き取りに行くのを忘れていることに気づいた。病院から何も言われないのか、と心配になる。慌てて私が病院に行って、ナースステーションというよりは事務室のようなところに行って「葬儀屋さんに連絡して午後には引き取りに来ますから」と断りを言うと、そこにはお医者さん（母が元々入院していた病院の先生で、施設にも往診に来てくれていたお医者さん）もいて、予定表を見て「今夜の8時ごろなら私もおりますから」と言うので、最期を見送ってくださるのかと思って「それでは夜に来ます」と言った。

・母とどこかに行く途中だった。確か最初は電車に乗っていて、その中で何か話していたような気がする。その次には外の駅か道のようなところで待っていると、向こうからバスがやってくるのが見えた。「ちょうど来たからバスで行くことにする？」と言うと、母もそれで良いと言う。行き先は遠いはずなので、母はもうあまり身体が自由じゃないし、疲れやすそうなのにバスでそんなところまで大丈夫かなと心配したが、とりあえずやって来たバスに乗り込むことにして、まず手を貸して母を乗せて席に座らせ、続いて荷物を乗せる。母と私のバッグの他になぜか大きなスイカが一個あった。全部荷物を運んで、私が座るか座らないかのうちにバスは発車する。運転手が、どこかで時間を間違えて何分か遅れが出ていると言って慌てている。母の後ろの席に座ってから、ふと乗り時にPiTaPaをピッとやってくるのを忘れたと気づく。母に言うと「私はやってきたで」と。まあいいか。降りる時に運転手に言ってなんとかしてもらおうなんて考えていた。