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思わずコピペのことを語る

-本当に音楽が好きなんですね
音楽無しで生きられません(笑) まさに、No Music, No Lifeですね。もともと聴くことは好きだったんだけど、ギターを弾くことによって、当時は自分の中に溜まっていた怒りとかストレスとかが流れだしていくような、そんな感じだったんです。だから、音楽をやることでモテたいとかそういうんじゃなくて、僕にとっては、まさに自分の精神状態の平静を保つために必要なものだったんです。

-それは、どういったことがあったのでしょうか?
僕はね、子供の頃、とにかく体が小さくて弱くてそれが大きなコンプレックスになっていて、周りからも何かに付けとやかく言われることが多くて、この前同窓会があったので、小学校時代のサイン帳を見てみたら、みんなにバカにされていて、ひとつもいいこと書いてなくて(笑) それを持っていって友達に見せると、「ひどいこと書いてるな・・・」ってみんなも認めていました(笑) だから、もう当時はストレスの塊だったんです。そのストレスのはけ口が家の中で暴れたりとかで。内弁慶のひどいやつでしたね。何に対しても素直に受け入れられず、中学生の時は、問題を起こしては毎朝職員室で正座させられていました(笑)

-意外です
学級裁判が開かれたくらいですから! 「山本恭司を特殊学級に入れるか、坊主にするか」って。先生を中心にボクを全員で囲んでね。学校で一番恐れられていた生活指導の先生に心労をかけて保健室送りにしちゃったりしたから。そのあとちょっとしたことがあって、ボクのせいで連帯責任でクラス全員坊主にされて。長髪が自慢の番長もいたのに。他愛もないいたずらだけど、まぁいたずらが過ぎたかもしれませんね(笑)

-当時は連帯責任は当たり前でしたよね。それで仲間意識が芽生えることもあったように感じます
いや、みんなにはとても迷惑がられたけど(笑) しかし当時は、殴られるのも当たり前だったなぁ。ボコボコにされたもんね、先生に。でも、そんなやんちゃしてたのが、ギター持ったらメチャクチャ穏やかになって。

-全精力がギターに向いた?
そうですね。学校で勉強している以外は、ずっとギター持っていました。ご飯食べながらも、寝るときもギターを持っていました。

-自然と好きになったわけですか?
自分の歪んだ感情をうまく流してくれたツールであったと同時に、それまであまり人にほめられることがなかったのが、ギターを弾いたら「おおっ~」ってなったわけですよ。それこそ、他校の上級生や他県の大人達までがね。それがすごく不思議な感じで、自分の人生を助けてくれたように感じたんですよね。だから、さらに好きになって。それで練習すれば、さらにうまくなるから、どんどん良い方にいったんでしょうね。

山本恭司 ロングインタビューVOL2
http://www5.nikkansports.com/sports/golf/column/taiken/archives/23324.html