恋の予感…いいえ!
飛行機のちょうど中央の翼辺りに座ると、スチュワーデスがこちらをちらほら…しかも目が合うとニッコリとほほ笑んでくれる…といった経験はありませんか?(体格のいい、男のひとに多いかも)
あのスチュワーデスは俺に気があるのかなぁ…なんてことを思った人、大間違いです。
さて、ギャレー(食事などをスタンバイするスペース) で交わされた会話…
「どう、いい人いた?」
「はい、とてもたくましく力の強そうな人が通路側に座っていました。」
「じゃあ、今日は安心ね。」
さて、スチュワーデスの真意とは?
ジャンボジェット機の非常口は10ヶ所あるが、構造上主翼の部分だけ脱出用滑り台が真っすぐでないので、海上に着水した場合は脱出口上部に隠されたボート使います。
しかしこのボートは重さが50kg以上もありスチュワーデスでは動かせないため、非常時に備えていざという時に声を掛けるお客様を事前に3人ほどチェックしているのです。
スチュワーデスの視線は、そんな下心があったからで、決して恋心ではないのです。
ちなみにこの“選ばれた男達”はもし海上に着水した際にはボートを抱えて翼の上を数十メートル歩き、海にボートを投げるという使命まで与えられます。
もしそんな勇気ある行動を彼女達が見たのなら、心を動かされないという保証はありません!?(笑)