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自分(id:ss-rain)のことを語る

イタロ・カルヴィーノの「マルコヴァルドさんの四季」‬、思っていたよりも悲哀の漂う話たちで面白かったのだけど、時折身につまされた。児童書なのかこれ…そうか…と何度もしみじみ噛み締めた。
ずっと積ん読だったこの本を読み終わって本棚に戻し、なんとなく流れで手に取った本は昔繰り返し読んだ江國香織のエッセイ「泣かない子供」だった。好きな話や、逆にあまり覚えてないところをパラパラと拾い読んでいたら、そこにカルヴィーノが出てきた。こちらは全く覚えなかったところ。何度読んでも通り過ぎていった名前をようやくキャッチできたのかと思うと、妙に感慨深かった。触れられていた作品は「みどりの小鳥」だったので、次はそちらを読もうと思う。