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ネコおばさんのことを語る

裏の公園に来るネコおばさんと、初めてちゃんと会話をした。

先般、飼いネコをなくしたのだそう。
この公園で初めて見かけたときに寄ってきたボスが人懐こく、
そのネコにそっくりで、思わずおやつだかなんだかあげちゃって、
それから気になって毎日来ているうちに
ほかのネコにもごはんをあげるようになったのだそうな。

腰が悪いので実はつらいとか、ムリなときは家族に来てもらってるとか、
一度いいごはんをあげたら、以後それを混ぜないと食べてくれなくなったとか、
ここは「猫の会」の人は来てくれないのかしら、なんて話もしていた。

「そうですか」と話を聞き、「大変ですねぇ」「難しいですねぇ」と少しだけ感想を言い、
我が家のネコも保護ネコであることとか、知っていることを少しだけ話す。
「この辺にはネコにご飯をあげるおうちが、それなりにある」と。
「だから、ごはんをあげるのをやめてもだいじょうぶ」とは言えない。
うちがあげてるわけでもないし。これからあげられる自信もないし。
思っても「つらいならやめてもいいんですよ」とも「もっと気ままでいいのに」とも言えない。
これが精いっぱい。

「話を聞けてよかった」とも、なかなか思えない。
いろんなことについて、眺めるだけにしておくのがよいのかなぁ、
ことばにしたり行動するのは難しいなぁ、なんて改めて思ってしまう今日この頃。