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展覧会のことを語る

挑む浮世絵 国芳から芳年へ@広島県立美術館

兵庫県立美術館で河鍋暁斎展を見てきたのですが、その暁斎の最初の師匠が国芳ということで、それならこれもぜひ見たい!ってなった展覧会。国芳&芳の字を引き継ぐお弟子さんたちの浮世絵。こちらも楽しかった。

暁斎の時も思ったけど、絵が映画みたい。こちらは特にアクション映画。躍動感あってエンタメでワクワクする。英雄が化け物倒したりとか、題材もまんまそんな感じ。「アクアマンなの?」ってなった絵もありました。
あとは、擬人化された動物の絵がうまいとか、西洋画のリアリティを学ぼうとしてたのも国芳・暁斎共通だし。
あと血みどろ浮世絵も面白かった。何十枚もひたすら惨殺場面の絵ばかり見る機会もなかなかないんじゃないと思う。

特別展がたくさんあって時間かかったので、常設展は見たのが閉館時間が近く、版画だけ念入りに見てあとは流し見。なので、感想は版画部門だけ。ルオーの版画初めてみたり(油絵より好きかも)とか、新版画の瀬戸内題材のもの(写真のは同じ版木で朝・昼・夕をつくってあってそれも良かった、お気に入り)がたくさんあったりとか、こちらも楽しかったです。