市販のマウスピースを使ってみるのです。

いきさつ

2017年の6月に、睡眠中の無意識の噛み締めによる顎の不調が気になったため、歯科で相談してマウスピースを作ってもらいました。歯の型を取って作る自分専用の一品物で、かっちりはまるだけに、安心感と同時に負担感もあります。それが少しずつ歪んできたのか、去年の秋辺りから負担感が増したように思えてきたので次第に使わなくなりました。もうなくても大丈夫かと思ったのでもあります。今年の3月くらいから全く使わなくなりました。それでしばらくは問題なく思えていました。

ところが先月辺りから、また食いしばりの自覚症状が出てきました。前のマウスピースは、清潔にして使える状態で保存していたつもりが、はまらないほど歪みが大きくなっています。まだ調整はできるのかもしれませんが、もし作り直しということになると、また数千円かかるのがちょっと避けたい気がします。

市販のマウスピースとは

ドラマの『CSI：マイアミ』で、自分で歯型をつけて使う市販のマウスピースが犯罪捜査の手がかりになる話があります。それを知っていたので、前のマウスピースを作る時に、「市販のものはどうなんでしょう」と訊いたら、「合わないだろう」けれども「自覚がある時に一時的に使うのは良い」とのことでした。

で、今 Amazon.co.jp で探してみると、一つにはそうした方式のものと、もう一つには簡易的な形状とすることで型取りなしで使えるというものが見つかります。その多くはマーケットプレイスに出品されているもののようで、素性がよくわからんのですが、まあそんなに高くないので、とりあえず一つ選んで試してみることにしました。

「歯ぎしり防止マウスピース 【型取り不要 簡単装着】 専用ケース付き 【2個セット】 シリコン素材 男女兼用 O.M.C TOKYO」

十日ほど使っています。

千円ちょいで、このU字型のイカの燻製みたいなものが二つ入っています。念の為、初めに薬用石鹸で洗います。無味無臭で、嫌な感じはしません。これを、下の歯に引っ掛けるようにして装着します。汎用品なので、ピタッとはまらないのは当然ですけど、睡眠中に外れたりはしていません。たまに噛めないガムを噛んでいるような気分になるのと、下の縁が口の中に当たるのがちょっと気になります。意外と、悪い感じはなく、一定の効果は感じられます。

あとは耐久性がどの程度あるか見ものですけど、本体より付属の容器の方が丈夫そうで、成形もきれいで、変に出来が良いのが謎であります。