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健康/手術のことを語る

 数年前から背中に何かのしこりがあって、先月やっと重い腰を上げて病院に行ったら良性の脂肪腫疑いということなので局所麻酔で取ってきた。膨らむ速度は人によって違うけれど、大きくなりすぎると全身麻酔になるそうだ。
 検査でMRIを初めて受けた。狭い筒の中に入って周りからコンコンガンガンガガガガと音がするので確かにやや怖いが、慣れればしばらくうとうとする程度の余裕はあった。
 外科手術は生まれて初めてだった。それほどでもなかったが、初めの麻酔注射が一番痛みがあった。背部に痛みを加えられている最中に、力を抜いてくださいね、と言われても、無理ですアハハ痛えという感じで何も出来るものではなかった。手術中は確かに麻酔が効いているところは全く痛くないが、何か押されたり引っ張られている感触はあるので、見えないところで何かされているようだが何をされているのかさっぱりわからん、という状態が何分も続いて不安なのか何なのか妙な気分になりつつ、脇腹に近いのでむしろ時々くすぐったいのだけれど、痛みはありますか、としか聞かれないので、ありませんウググ、と答えるしかなくさらに妙な気分が追加された。
 吸収糸とテープでの縫合なので抜糸の必要はないが、組織検査の結果通知にもう一度病院に行った。ただの脂肪細胞でとくに問題ないとのことだった。