元大関照ノ富士、幕内復帰場所で幕尻からの復活優勝
優勝は五年ぶり
前回は大関になる前「イケイケだったとき」(本人談)なので「今回のような、地道に一日一番、頑張ってきた優勝の方がうれしい」
稀勢の里に逆転優勝を許してから、けがと病気に苦しみ、大関から陥落、一時は序二段にまで下がった
何度も引退を考えたが
師匠の伊勢ケ浜親方(元旭富士)が
「大丈夫、まだ若いのだし、もっとできる。まずはけがと病気を治して、それからまた頑張ろう」
と励まし、ここまでつづけてこられた
誰よりも弟子を信じ応援してきた師匠は、
今日、優勝が決まった後、
花道の奥で、メガネを持ち上げ、涙をそっとぬぐっていた
表彰式、
師匠は審判部長なので、
優勝旗を、
師匠が弟子に渡した
「つづけてきて良かった」
優勝インタビューで、まず、そう口にした照ノ富士関
本当にそうですね
おめでとうございます
奈落の底に突き落とされても
どんなにつらくても
地獄をみても
頑張って這い上がれれば
いいこともある
それを
あなたは
自分で
証明したね
ありがとう