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ぺるり魚政のことを語る

うちの母も十年ほど前「新しいお友だち」に下着や健康食品、化粧品など洒落にならない金額をいかれました。
正直、問題の多い性格の母なので友人もおらず、販売員が「お友だちのように」「親身に」話を聞いてくれたんで、「このひとこそ私の理解者」って気持ちになったんだろうと思います。
 
今は、本人も騙されたことに気づいてるので、お互いそのことには触れなくなりましたが、あきらかなマルチを「お前も一緒にやろう!そのひとが通帳見せてくれたんだけど、毎日毎日何万も振り込みがあるの!」と電話してきて
ヤケになった私が「私は元手が用意できないけど、そんなにすごい入金があるんじゃ、サラ金から借りてもすぐ返せるよね!」と言ったところ「そう!そうやって始めるひともいっぱいいるんだって」と答えられた時には、心底がっかりしました…。
 
今でも都合の悪いことは全部ひとのせいにし、自分はいつも可哀想な被害者だとしか言わない母のことは、正直苦手だけど、魚政さんのお母さんみたいな不安や寂しさが後押ししたのは確実にあったろうなと思えるようになりました。
 
今もしょっちゅう、家に行くと泣いて帰るような目にも会いますが、それでも五年生存率20%の癌の術後五年目でもあるし、祖母の介護も雑ながらも毎日やっているのは母であるし、適当なガス抜きはさせないと、安全弁が飛ぶよなぁ…と、私の精神の安定のためにはできればあまり母には近寄りたくないのだけど、もう徳を積むつもりで顔を出してます。
70近い人間が今更変わるとも思えないし。
書ききれない複雑な気持ちです。
 
なんか、私の愚痴をごめんなさい。