『ラジオ受信バイブル2022』が素晴らしい
昨年ソニーが ICF-P26/P36 の置き換えとして ICF-P27/P37 を発表した時、私を含めて受信機の知識をある程度持っている人たちは、その仕様などからこれが「内部ではデジタル処理(DSP)を行うアナログ操作機」なのだと考えました。バリコン(可変蓄電器)やセラミック・フィルタなど、従来の純アナログ機に不可欠な部品が調達困難となりつつあり、内部をデジタル化するラジオが増えてきたからです。
ところがそれは間違った推測だったのです。『ラジオ受信バイブル2022』に掲載された記事「ソニー ICF-P37 徹底解剖!」では、この P37 の内部を観察して、これが DSP 機でもなく、かといって従来型のアナログ機でもないことを解明しています。ソニーがまだこれほどラジオに対してやる気を持っていることが知れてうれしいです。
他にもラジオ好きの心にドキュンと響く記事が満載です。