パナソニック CD ラジオ RX-D70BT の感想
良かったところ
- 記憶させた周波数を一発で呼出せるキーが10個もある。
- 時刻だけでなく曜日も指定できる予約機能。
- 奥行き、色の豊かさ、安定感、底堅さのある音質。
- パナというよりサンヨーっぽい外観。
- 電源がなくてもかなり長く(どれだけか不明)時計が維持される謎技術。
良くなかったところ
- リモコンが小さく機能不足で不便。
- 待機時の消費電力が高め(約1.7W)。
- 奥行きのある形状のため、置き場所を選ぶ。聞く所や受信する電波に合わせて動かしにくい。
- 大きさのわりに音の広がりに欠け(「CD 語学学習機」としては、正面に向き合って使えば、前方指向性の音で聴き取りやすいということ?)、精細さもやや不足している。
- AM はフィルタが狭すぎ(これは語学番組に向かない)。
- AM 用のアンテナは内蔵しておらず、外付けアンテナは扱いづらい。
- FM の感度は悪くないが、うちの環境ではもう少し欲しい。
- STV ラジオの FM 補完放送(90.4MHz)にかぶる内部のノイズがあり、弱電界域では放送波が潰される。
- 音声入力端子が背面にあり抜き挿ししにくい。
- 電源接続後、USB メモリの読み込みに時間がかかり、その間一部の操作ができなくなる場合がある。
スピーカーについて付け加えると、FM よりむしろ Radiko の音を出した方が響きが良く感じられます。ヨーロッパ向けの RX-D70BTEG はデジタル放送の DAB+ に対応しているので、どうもそちらの方が本来の設計で、圧縮されたデジタル音源の特徴に合わせた音響特性になっているような気もします。
このように個人的感受としては最終的に不満の方が勝る結果となってしまいました。最近スピーカーの片方から一時的に音が出なくなることが何度かあり、ヘッドホン端子に何かを抜き挿しするなどで治ってしまうのがかえって始末の悪い感じですが、この機会にあきらめることにして初売りで東芝の TY-ANX2 を注文しました。