95を観ていて不意に思い出した。
地下鉄サリン事件の後、
主人公(高橋海人)が
「人が死んでるのに、周りはなにも変わらなくて…」
というようなことを訴えるシーンがあるんだけど、
2年位前、元総理大臣が選挙応援演説中に銃で撃たれ死亡したとき、
私も同じ思いを抱いた。
別に支持者じゃないし、
どちらかというとアンチだし、
しかしSNS上で「○ネ」とハッシュタグをつけて呟くのと
(ツイしないけど)
実際に死ぬのを喜ぶのとはわけが違う。
(本当にメシウマな人たちがどれだけ存在するのかは存じ上げない)
令和の日本で、テロのような事件が起きても、
翌日も、世界はなにも変わらなくて、
土曜日だし、家族連れが海にでかけていたり、
街も賑わいを見せて、
電車の中でも、みんな笑っていた。
選挙演説も無くなることはなく、
選挙も普通に行われた。
与野党が逆転することもなかった。
いま、選挙(応援)演説中に相手陣営から暴行されたとか妨害されたとか、Xは姦しい。
わたしはあのときから胸に空洞がある