『新・暴れん坊将軍』
・予想外に素晴らしかった! 右腕と会話に障害を抱える家重が鍛錬で強くなる。弱いままで尊重されるべきではないかモヤる。しかし父上のような圧倒的な強さはない。惚れた町娘を守れない、南蛮渡来の片手で扱える刀での立ち回り、弟田安宗武の軍備増強の誘いに乗らないなど、弱さを抱えて努力する家重に心打たれます。
・吉宗も庶民の不評を受け止め、強さを求めた息子に「そなたはそなたのままでよい」と尊重。弱さを認める懐の大きさを見せた場面は最高。親友の大岡忠光と一緒に私も泣きました。
・まだまだ無敵の吉宗。ですが続編が出来たら老いた父親と障害を持つ息子が助け合う立ち回りを観たい。史実とかけ離れても弟宗武との和解の物語も出来る。女性に比べて困難な弱い男性の連帯、そんな可能性を時代劇で感じるとは!
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