父は、母を生んだ祖母のこと最近はあんまり好きじゃない。
坊主憎けりゃ…的に母の態度にほとほと呆れ、怒りの持って行き場がなく、そんなふうに育てた祖母が悪いと思いたいらしい。
今日。
朝実家で朝ご飯をして、おばあちゃんのデイサービスの準備をし、私は出勤。
直後に叔母が来て、おばあちゃんを送り出してくれた。
仕事していたら叔母からメール。
「三時頃にデイサービスから帰ってきたら迎えに来て、うちに連れていく。ゆきが帰りに迎えによってくれるそうだから」と言ったら、父は今日は弟もいるし大丈夫だからと断ったそう。
心配しつつ急いで帰ると、こたつでうたた寝してる祖母。
父が私に「うちのもんもわからなくなってるか?」と言うので、他は怪しいけどうちのひとはわかってるよ?と言うと、帰宅した祖母に冷蔵庫にあった、紙パックのジュースとイチゴをおやつに出したところ、丁寧にお礼を言ったって笑ってた。
いや、それがおばあちゃんなんだよ。
ありがとうって言葉を惜しまない。
もっとはっきりしていた頃、父のことだって「よく働いてくれる婿さんが来てくれてよかった」って言っていたもの。
いまでお茶飲んでると、決して居間には入らない父に「おかしを持ってってやって」と言うのは、いつも必ず祖母。
お父さん、母とおばあちゃんは別のひとだよ。