15の頃に大好きだったひとの話。
6歳年上で、実業団でバレーボールしていた。
背が高くて私の知らない世界をたくさん知っていて、ものすごく大人に見えた。
何年かして大きな都市に行き、学校と掛け持ちしながら、夜に働いていた。
その後、自分でも店を開いて、あの店は何年続いたんだろうか。
一度だけ友達と遊びに行ったんだけど、あまりに久し振りすぎてもう共通の話題が見つからなかった。
その後、長らく憧れていた沖縄に住むと行って引っ越しをした後、音信が途絶えた。
異国風の顔立ちがエキゾチックで、本当に素敵なひとだった。
彼女は今どうしているんだろうと、時々思い出す。