近々に、お隣の部署との飲み会があるんですよ。
そして隣の部署には密かに【王子】と名付けている背の高い白皙の美青年がおりしてね。
いつも洗い立てのようなまっとな肌のクールな美貌で、無駄口一切たたかず、黙々と自分の仕事をこなす姿は、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花…。

ゆきさんは合同飲み会の話を聞いて舞い上がりましたとも！
ええ、お近づきになりたいなんて大それたことは思っちゃいません。
が、彼の飲む姿、酔って乱れた姿を見たいと思って何のとがめがありましょうか。

衣装の調達をしなくちゃ～！と浮かれておりましたが、まぁそんなクールな彼だから予想はしておりましたが本日不参加を知りまして、すべてに投げやりなわたくし。

ジャージで行ってもいいや…と半分真顔で言えるくらいには。