誰か私を殺してくれと思う夢を見ていた。
苦しくて苦しくて、土砂降りの雨の中で、世界中の誰にも見捨てられた。
知る顔が順番に私を罵りにあらわれ、誰もが私に絶望しろと言い放つ。
言葉通り泥を浴びせられた私の脇には、最後の日本人になってしまった幼い子供ふたり。
彼らも私と同じ日本人というだけで、誰も助けようとはしない。
落ちていた傘を開いてそれぞれに持たせてやる。
たいていの場合、夢には出典となるものがあって、あぁあれからの夢か…と思い当たるのだけど、これは全く不明。
全く救いのないストーリーだった。
目覚めてもまだしばらく、目覚めたのが夢の中の夢なのか現実なのかわからずぼんやりしていた。
疲れる。