土曜の御殿場アウトレット、一昨日の軽井沢と、意図せずして数日のうちに巨大アウトレットを練り歩いてしまったけど、ヨーロッパ系(あ、COACHも)の巨大なショッパーを持っていたのは、ほとんどが大陸の方。
これが噂の・・・と、妙に感心。

デパートなんかでは気後れするし興味もないヨーロッパハイブランドも、アウトレットであることと大挙して買い物にきてる大陸の方のお陰で、店員さんは大忙しなので、その中に紛れ込み見て歩いてきたよ。
いやー、非日常で面白いね。
美術品みたいなルブタンやジミーチュウが恭しく飾られていて、姪とため息をついて見とれてしまった。
私の給料ほぼ１か月分の靴。
全体に細かなスワロフスキーがちりばめられた、ボールペンより細く高いヒールの靴を見て、姪が「これどうやって歩くの？」ですって。
これはね、歩かない靴なのよ。
玄関までお迎えが来てね、車で移動してレストランの車寄せでおろしてもらう時に履く靴・・・と言いながら、あれ？それ、今日の姪じゃ・・・。

ジルスチュアートなんてのも普段は決して近寄らない(寄る必要もなし)とこだけど、姪を餌にしたらどんどん入れる。
だってうちの姪、誰もが認める美少女ですもの。
白いフワフワのドレスなんか体に当てて遊ぶ。ふだんカジュアルな姪もまんざらでもなさそう。
お店のひともスポンサー付きと思ってか、どこでもにこやかに私と姪を迎えてくれる。
偽母子ですがね。
買い与えて着せたかったな、あのジルのワンピース。
まあ、アウトレットだし頑張れば買えなくはないけど、さすがに今の子は高い服なんて自分には関係ないものとでも思うようで、私を連れていくのはGAPにオールドネイビー、せいぜいがワールド系の店。
「可愛いけど高いなー」っていうものを見ると、せいぜい一万円以下で、ああなんかごめんなさいって気分。

そういや、御殿場で驚いたのはPRADAに30年前と同じ、キルティングのチェーンバッグがあったこと。
友達と、ねえこういうの持ってなかった？ 私は捨てちゃったけどとひそひそ話す。
あれって定番だったの？
まあ、だったとしても今さら持つ気にはならないけどさ。
やっはり昔に使っていた、つるつるとした生地のポーチなんかもあって、タイムスリップした感じ。

ちなみにうちの母の財布はPRADAだ。
初代ヴィトンが古くなって、また長く使えるものをと買ってはみたものの、どうしても手に馴染ますあげてしまった。
二代目ヴィトンのあとに買ったケイト・スペードは同じ理由で姪に渡った。(学習しろよ)

買うまではすごーく悩むけど、自分のものになってしまえば、使い方は我ながら実に大雑把。
合わないと思った時にはわりと頓着しない、欲しいひとがいたら、あげてしまう。
使いもしないでしまっておくよりいいもの。
その代わり、回りに誰も欲しいというひとがいなかった場合、棄てるね。もう、持ってること自体が不快で。
友達にはオークションに出しなよ、このバカ！と怒られたけど、欲しいひとにならいくらでもあげちゃうけど、オークションなんて面倒なんだもの。
やり方もよくわからないし、調べるのも面倒。それにリサイクルショップで二束三文になるくらいなら、棄てる。
新聞紙にぐるぐる巻きにしてごみ袋に投げ込む。

あまりの暴挙を見かねた友達が代行するから棄てるなと言ってくれたので、これからは任せようかな。
あがりは山分けでいいよ、どうせ私の手元にあったら棄てるものだ。
だがしかし。暮れから春先までの何かに取り付かれたような断捨離で、もう売れるようなもの残ってないのだった。

一昨日、姪には食べさせて飲ませて服を買い与え、すごーく満足して、自分は帰りにドラッグストアで乾電池とトイレットペーパーを買いましたの。
服やバッグより目先の必需品だったので。