私ね幼少のみぎりより乗り物で寝られないの。
とにかく惜しいの。生活エリアじゃない知らない景色がそこにあるのに、なんで寝ることなんかできましょうか。
家がぎっしり並んでいる住宅地でも工場でも山あいの畑でも、全部楽しいの、嬉しいの。
今回の新潟は年に何度も行く場所なのに、運転席から乗客シートに変わったら視線が防音壁を越えて今まで見えなかったものが見えたのよ。
ああ、こんなとこに池が。
すごい角度の坂道が。
のり面の階段はどこまで行くのか。
もうね、そんなことつらつら考えながら乗ってるとあっという間。
特に今日の北陸道は、運転していたら見られない荒れた海がこれまた。
県境の豪雪知の風景もすごくてなんかねえ、見たことない新潟だった。
帰りの高速は、バスは地面ではなく雪の上を走っていて、雪道運転が大嫌いな私はただ感心。
そして大雪の中を抜けて定刻通りに長野へ到着したのでした。
越後交通の実力を見たわ。
あんまり楽しかったので、バスに乗るためだけにまた新潟に行きたくなって困ってる。