初めてバター入りラーメンを食べたのは高校生のときだった。あまりの美味しさに衝撃を受けたっけ。塩バター味噌バター、しかし醤油バターは食べなかったような。味噌ラーメン頼んだ友達が、麺の上に盛られたもやしを食べるだけでおなかいっぱいになってしまうような、およそ女子高生が入るような店ではなかったけど、とにかくうまかった。ああ思い出してまた食べたくなる。
ラーメンに酢を入れるのを知ったのは社会人になってから。職場の上司?に連れてってもらった、これまたおよそ社会人なりたての女性が入るような門構えをしていない中華料理屋でした。その上司?が入れるのを真似て、やっぱりあまりの美味しさにおののいた。そしてそれからその店の常連になったのは言うまでもなく、ああ思い出してまた食べたくなる。
どうしてこんなことを思い出すのかというと、期待に反していまいちなラーメンを食べたからで、バターのラーメンのお店も、酢を入れたらたまらないラーメンのお店も、そう簡単に行ける距離にないからなんだと思います。夕飯は何にしようかな。
紀野小梅のことを語る