@kodakana_ship10
SHARP/Zaurusのことを語る

今の環境ではザウルスでの通信は使いにくいとはいえメールの送受信くらいできると便利な場合があるので、Android スマートフォンの Bluetooth テザリングで接続できるようにした。
Bt ドングルは W-ZERO3[es]など向けに販売されていた IBS の IMUB-01。Bluez などは以前に導入済み。

My Zaurus Page - Bluetooth network plugins for Bluez protocol stack から qtopia-pannetworkapplet_1.0.1_arm.ipk をダウンロードして追加でインストール。

まずコマンドラインで bnep モジュールをロード(ザウルスの OS 起動時にドングルが挿さっていれば自動的に読み込まれるみたい?)。

$ sudo modprobe bnep

Android 側で Bt テザリングを有効にしておいて、ザウルスの「ネットワーク設定」で PAN - TCP/IP の設定を追加。[Bluetooth]タブの[NAP Device]欄に Android の Bt アドレスを入れる。これは Android の設定/端末情報/端末の状態で確認できる。

これで PAN 接続だけはできるが DHCP で IP アドレスなどを取ってくる機能が使えないので自分で設定する。まず Android 側の BT-PAN 上の IP アドレスを確認。これは標準の設定などには出ないので、システム情報を表示するアプリが必要。たとえば OS Monitor なら Connection タブで dnsmasq を探す。WAN 側とローカルホスト(127.0.0.1)は除外。見つけたらその IP アドレスと同じセグメントのアドレスをザウルスに設定。もし Android が 192.168.32.1 だったら、ザウルスでは

IP Address: 192.168.32.2モ
Subnet Mask: 255.255.255.0
Broadcast: 192.168.32.255
Gateway: 192.168.32.1
First DNS: 192.168.32.1

などとする。
ドングルの抜き差しを繰り返していると認識しなくなることがあるので、その時は Bluetooth サービスを読み込み直す。

$ sudo /etc/rc.d/init.d/bluetooth restart

ドングルは使わない時は抜いておきたいが、いつでもすぐ取り出せるようにもしたい。小さい巾着袋があったので、これを短い両吊りストラップに下げることにした。これは CLIE 用ミニキーボード PEGA-KB20 に付属の落下防止用ストラップ。