彼(Robonson氏)は、いま取り組んでいることのすべてが、ずっとやりたかったことであり、楽しいと言っていました。でも、無理にそれをやらされる状況であれば、情熱と喜びは奪われていたかもしれません。
話を聞いた全員が、困難な病気やケガを持っているにもかかわらず、ポジティブな結論とアドバイスをくれました。Dempsey氏に、仕事と健康のバランスに苦しんでいる人へのアドバイスを聞いたところ、こんな素敵な答えをくれました。これは、健常者にも言えることだと思います。
「答えはシンプルです。何よりも、健康と家族がいちばん。家族と自分自身に向き合うことに集中すれば、適切なワークライフバランスが自然に得られるはず。その適度なバランスこそ、ビジネスを成功に導く原動力になります。なぜなら、すべてのことに対して、適度な時間、エネルギー、努力をつぎ込むことができているからです」
Williamsさんはこう言います。「病気や障害を、他の制約と同じように考えるべきです。制約があっても、素晴らしい仕事はできるし、成果を上げることもできる。ただ、やり方を少し変える必要があるだけ。病気や障害があっても、あなたが退化するわけではありません。病気や障害は、あなたの将来の成果を、より感動的なものにしてくれるはずです」。
Shillcockさんは、自分の体調と向き合ううちに覚悟が決まり、自制心が高まったと言います。「病気や体調に、自分を定義させないこと。それよりも、それに向けて自分の人生や仕事をどのようにしたいかを決める材料にすべきです」。
慢性的な病気や障害を抱えながら、クリエイティブに働くということ
Being Creative While in Pain: Working with Chronic Illness | 99u
Rachel Andrew(訳:堀込泰三)