パン工場を牛耳るバタコさんの奸計により、バイキンマンの領土へ北伐に向かうアンパンマン。
北の大地の乾燥した寒気はアンパンマンから水分を容赦無く奪う。
兵士たちは消耗し飢えに苦しむが、だれもアンパンマンのパサパサした頭部を口にしようとしない。
己の無力さに憤慨し、力なく大地を叩くアンパンマン。
アンパンマン「ちくしょう、このままでは、このままでは」
その時、南の空から一筋の光が走り、聞き覚えのある声が轟いた。
バタコ「アンパンマン、新しい顔よ!」しゃきーん
ジャムおじさん「パン工場に新しく導入した蒸し器で作った顔じゃ!今日からお前はアンマンと名乗れ!」
アンマン「元気百倍!アン(ry 」
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地面に落ちて風化するアンパンマンの頭部から、フリーズドライされたさらし餡の、薄紫の風がサラサラと流れる。
薄れいく意識の中で、兵士たちがホクホクのアンマンを頬張り快復する様子を見て、アンパンマンはにわかに微笑んだ。
アンパンマンの最終回を予想のことを語る