「AAAH!ゾンビーズ!!」観了。
2007年、アメリカ製。ゾンビ:のろのろ。化学薬品による感染。噛まれて感染はしない?空気感染?
おもしろかった。冒頭から主人公4人組がゾンビになってしまうけれど、4人はその事実を自覚できないまま物語が進む。主人公同士がセリフで意思疎通を取ることができるゾンビ視点のシーンはフルカラーで、現実の風景はモノクロで描かれる。
「ただいま本人たちの主観では感動のキスシーンが行われておりますが、実際にはこんな感じです」的なギャグが随所にあって、とても成功してる。モノクロとフルカラーの使い分けも功を奏していて、セリフによる解説なしで導入部分から観客にもだいたいのルールが一発で飲み込めるのは素直にうまいなと思いました。
惜しむらくは、序盤で主人公たちが置かれている状況を一部把握する会話シーンがあるのだけど、そこの説明セリフがわかりにくい上にいちいち余計な茶々(ギャグ)が入るため、物語上で大規模な感染が起きているのか起きていないのか今ひとつ把握できなかった。これが地味に後半の展開のノイズになってしまったような気がします。
まあでも面白かったよー