id:discordance
何万年もかけて進化してきたのにのことを語る

クーラーをつけたままうたた寝をしてしまい、目が覚めるとすでに肌寒くて、いつもの手癖でリモコンに手を伸ばすのだが、これが中々見つからない。手探りが空を切るごとに焦燥感が募り、エアコンの消費電力と反比例して体感温度が刻一刻と下がっていく。苛立ちが臨界点に達したところですっくと立ち上がり、エアコン本体のコンセントを引き抜くという乱暴な応急処置を施して、またうたた寝に戻った。しばらくして目が覚めると、部屋はうだるような蒸し暑さで、いつもの手癖でリモコンに手を伸ばすのだが、今度はすんなり見つかった。しかしこの時の私は、よもやエアコンのコンセントが抜けていようとは夢にも思わなかったのだった。