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残業(トナカイ)のことを語る

そういえば「悪魔の棲む家」の話をしたいと思っていましたが、
まずエクソシスト系ホラー映画の原典の一つとも言うべき作品であり、後続のホラー作品に与えた影響もさぞ大きかろうと思います。
・全篇を通して漂う不吉な雰囲気が(・∀・)イイ!!
・後続作への影響というか「死霊館」シリーズの今作への愛がすばらしい。
・いわく付きの新居に引っ越した一家の父親が、日を追うごとに正気を失って、最終的に斧を持って家の中を練り歩くというモチーフが「シャイニング」とかぶってるけど、公開は「悪魔の棲む家」の方が少し早い。およそ同時期ではある。

とまあ口を開けば大体素晴らしい賛辞しか出てこない古典ホラー映画な訳でありますが、そんなことより僕が言及しなくてはならないことが一点だけあるのです。

ここからネタバレですが、
主人公は最終的に逃げ遅れた家族を救うべく忌まわしい家の中でも忌まわし気な地下室に向かいます。地下室に通じる木造の階段を降りると3段目くらいが抜け落ちてあえなく主人公は落下。忌まわし気な地下室の中でも最も忌々しい、ドス黒く粘性の高い液体で満たされた井戸にドボンと落ちます。逃げ遅れた家族の助けを借りて主人公は命からがら井戸から生還するのですが、
髪と髭を豊かに蓄えた70年代男のジェームズ・ブローリンが

コールタール状の液体に塗れるとこうなります。

さて、ここで、「地下室」「踏板抜け墜落」「タールまみれ」の三題噺と言えば、自ずと彼の存在が浮上します。

そうだね!タールマンだね!

という訳で長くなりましたが、
「バタリアン」のタールマンの元ネタは「悪魔の棲む家」である、ということに根拠に乏しい確信を持ちましたとさ。
めでたしめでたし。

※ご参考
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