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残業(トナカイ)のことを語る

映画館行脚すると言っておりましたが、結局ヒューマントラストシネマ渋谷に引き籠り、4連続観賞をして疲れ果てて大人しく帰りました。

・「ザ・シークレットマン」
リーアム兄さん主演という事で、最強の男が拳銃片手に96時間ランオールナイトしてくれたらさぞ気持ちが晴れるだろうと勝手に思いこんで行ってみたら、ウォーターゲート事件を題材にした実話ベースの重厚な作品でした。銃口な作品ではなかったけど、めちゃくちゃ面白かったです。観終わった後にウィキペディアなどを漁ると二度おいしい。ニクソン政権と言えば「ウォッチメン」も読み直したくなります。

・「メイズ 大脱走」(未体験2018)
「メイズランナー」や「大脱走」を彷彿とさせる名タイトルですが、1983年に北アイルランドのロングケッシュ刑務所、通称"メイズ"刑務所で収監されていたIRA活動家たちが実行した脱獄事件を題材にした実話ベースの重厚な作品でした。終始しっとりとしたテンポで、大部分眠ってしまいました。終盤の脱出実行シーンは緊張感があって面白かったです。ちゃんと観たら面白そう。

・「ゾンビ・レックス 殺人ゾンビ恐竜誕生」(未体験2018)
これはダメな映画だろう、とおよそ確信に近い予断を持ってわざわざ観に行った映画に対してこういう言い方をすると大変失礼かと思いますが、これはダメな映画です。
特筆すべき点としては、ダメな方面のモンスター映画のようにモンスター本体を雑なCGのみで表現するということはなく、本作ではどこから入手したのか、恐竜の本体だけは割りと大きめのしっかりしたティラノサウルス人形を操作しているようで、恐竜がアップになるシーンは少しだけ迫力があります。
ただし大きめのパペットと言ってもティラノサウルスと言い張るにはかなり小さいのと、冒頭の意味不明な一部シーンの除いたほぼ全編において「背景が完全CG」なので、結局ダメなモンスター映画よりも志の低さが際立つ感じに。
あと、登場人物が全員不快だったり、そもそもそのゾンビ設定要る?というあたりも気になりますが、突っ込んだら負けのゲームなのでいいところを挙げたいと思います。傭兵チームのリーダー的存在の人がサンドイッチマンの伊達さんぽいフォルムで良かったのと、エンディング曲のラップがカッコ良かったです。

・「68キル」(未体験2018)
超面白かったです!