生きていくことに必死なんじゃなく、せいいっぱい着飾って足に合わない流行りの靴を履いて都会の流れに取り残されないことに必死にしか見えませんでした。
滑稽だと思った。
私なんかに何がわかるのかと思うのだろうけれど、あなただけが生きていくのに必死な訳じゃないよ。
自分だけ頑張ってて、何も変わらないあんたなんかには到底わかりっこないと思ってる態度だったよ。
けど、ひとつだけ初めてわかったことがあった。
「ずっと同じ量だけ思い合ってきた気持ちが、いつの間にか変わってて支えきれなくなった」って、それはそっちで暮らすようになって気持ちが減ったのか、私の方が離れてより増えたのかわからないけれど、それまではずっと対等に同じくらい思い合っていると思ってくれてたってことに心底驚いた。
出会ってからずっと常に私の気持ちの方が上回ってると思ってたよ。
私は大勢のなかの一人に過ぎなくて特別扱いされないことも理解していたから。
それだけは、こんな風になったからこそ初めてわかった嬉しいことだった。
自分(id:RosyMoon)のことを語る